Xperia Playのこと

またXperia Playの事です。
このXperia Play一部では人気なんですが、一般的にはPSPがあれば別にいらないとか、出先でゲームなんかしないとかで、あんまり売れないんじゃないかと騒がれています。


実際、海外ではそれほど売れていないようで、在庫処分でdocomoが売るんじゃないかなんて言われちゃったりしています。

そんなXperia Playですが、これ、ゲーム機として考えるととっても重要な要素があります。
それは・・・

「汎用OSを積んだゲーム機がメジャーなメーカから発売する」

ってことです。

いままで、GP32やGP2X、さらに開発が駄々遅れのパンドラなど、Linuxを載せたゲーム機ってのが発売されています。

しかしながら、どれも国内で直接販売されることはなく、輸入販売で一般的には入手しにくいものでした。（値段が高いわりに品質や使い勝手に問題があったり、修理などもメンドイです）
さらに、Linuxを積んでいるためそれなりのスキルが必要だったりしました。
これらの汎用OSを積んだゲーム機はゲーム機として売りながら、実は「エミュレータ機」としてユーザーが使うことを想定しています。（断言しちゃいましたが、輸入してまで購入する人はエミュレータ目的がほとんどだと思います）

エミュレータってのはかなりグレーな部分があり、このエミュレータが動作してしまうようなゲーム機ってのはメーカとしては出したくない代物です。


実際、PSPやニンテンドーDSのような携帯ゲーム機でもエミュレータを動かすことができますが、それにはそれなりのスキルが必要で一般の人にとっては敷居が高くメーカもそれほど規制はしていませんでした。（マジコンとかは規制されたり、PSPもクラックしないと出来ないようになっています）

今回発売されるXperia PlayはLinuxベースのAndroidです。
現在Androidにはファミコンからプレステ、さらにはPC98,PC88,AtariにMSXなどなど、Linuxベースであるため、現在はたくさんのエミュレータが移植されています。
しかも、今までのGP2Xなどは導入にLinuxの知識が必要でしたが、Androidではマーケットで入手が可能だったり、マーケット以外であってもファイルをダウンロードすればインストールがとても容易に出来ます。



このようなグレーなゲーム機がメジャーなメーカから発売され、さらに日本でdocomoから発売されるってのがスゴイと思います。

このXperia Playが日本でどれだけ売れるのか分かりませんが、今後このようなゲーム機が発売されるかどうか分かりません。
とにかく、このXperia Playもし気になるのであれば買っておいて損は無いと思います。

なんか予備機でもう一台欲しくなってきました・・・