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「神々の山嶺」を再読 [TV・映画・音楽・読書]

さて、キャストが発表された「神々の山嶺」ですが、久しぶりに本を再読してみることにしました。
今持っている「神々の山嶺」の媒体は全部で三つ。

初版ハードカバー版
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そして、マロリーの遺体が発見された後、ラストがちょこっとだけ変更された文庫版。
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そして谷口ジローさんにによる漫画版です。
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じっくり楽しむにはやっぱり文庫版がいいんですが、今回は漫画版でささっと呼んでみようと思います。
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久しぶりに読みましたが、やっぱり面白いです。
漫画版のラストもかなりインパクトがありますが、どちらかと言うと原作の小説版終わり方の方が好きです。

で、読み返してみると、これを映画化するのはかなり難しいなと感じました。
まず、深町が見つけたカメラの話。
これは物語の導入部としてはやらないわけにはいきません。

続いて、羽生と長谷の話。
これも羽生という人間を理解するのに重要なお話です。
羽生と岸文太郎の登山も外すことができません。

後半のエベレストでの登山は欠かせません。
というか、この物語のメイン部分です。

必要のなさそうな話としては、女絡みの話。
このあたりはバサっと切っちゃってもいいんじゃないかと思います。
後半の深町と岸涼子との関係なんかは、個人的には無かった方がよかった気がしているくらいです。

さらに、中盤のカメラに関するイザコザのあたり。
あった方がいいかもしれませんが、映画となるとこのあたりを入れてしまうと肝心な部分の時間が無くなってしまうんじゃないかと。
なくしちゃっても何とか話はつなげられるんじゃないかと思います。

とにかく、このお話は一応深町がメインで話が進みますが、羽生の生き方がメインです。
そのためには、羽生の生い立ちから、羽生がどんな山をやってきたかにしっかり時間を使っておかないと、後半のエベレストでの登山が生きてきません。

実際どんな感じにまとめるのか考えるとけっこー難しい気がします。
NHKのドラマスペシャルとけで1時間番組で4話か5話くらいで丁度イイと思うんですがね~

まー、監督がどんなふうにこのお話をまとめるのか楽しみにしたいと思います。
今度は原作の方を読み返してみたいと思います。

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