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温度管理って大事です [仕事]

今日も外注さんの立会い検査です。

これまで、いろいろすったもんだして、何とか工作機械を23℃の環境で精度良く動くようになりました。
今、その確認のため、工作機械でテストカット中です。
今回、身にしみてわかったのが温度って重要なんだってこと。

鉄は1℃温度が上がると1m当り11.7μm伸びます。
工作機械を調整した23℃に対して、工作機械が1℃温度が高いだけでこれだけの誤差が発生します。
これが2℃違って2mだったら4倍の46.8μmになるわけです。
この数字、小さいようですが今扱っている案件ではけっこー重要なんです。

厄介なのが、加工するものがアルミだてこと。
アルミは1℃温度が上がると1m当り24μm伸びます。(アルミの種類にもよりますが)
で、工作機械を調整した23℃よりも2℃高い温度で加工すると、工作機械は1mで23.4μm多く動いて加工します。
一方、アルミは48μm伸びた状態で加工します。
すると、実際に使う温度にした場合には、その差分である24.6μmマイナスした状態になってしまいます。

ってことで、今テストカット中ですが、とにかく温度を測っては加工、計っては加工。
さらに切削油の温度を測ったり。
DSC_2564.jpg

今までも、検査の時には温度を記録していましたが、直接その温度が問題になったりすることってあまりありませんでした。
長いモノでこんなにウルサイのって今まで無かったので、こんなに温度管理が重要だとは思ってませんでした。
色々と勉強になります。
これからは温度管理に注意していきたいと思います。

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