日本大学フェニックス

自分がアメフトを見始めて30年ほどですが、こんなにアメフトがトップニュースになるのは初めです。
あるていど情報がそろってから書こうと思っていましたが、日大の対応の醜さで結論がでそうにないので少し書きたいと思います。

映像を見るだけで、アメフトを知らない人でも「故意に行った危険なタックル」だと分かると思います。
アメフトはたしかにハードなタックルがある為危険に見えるスポーツです。
実際、本場のNFLやカレッジフットボールでも事故が絶えません。
その為、アメフトでは危険な行為については厳しいルールがあります。
そして、そのルールや防具などの対策は常に改善されています。

今回の日大に行為は選手や監督だけの問題ではありません。
日本のアメフト全体の問題です。
このことによって、「アメフト＝危険なスポーツ」となれば今後アメフトは衰退していくでしょう。

今、小学校などで「フラッグフットボール」という競技を広める活動が行われています。
フラッグフットボールは腰に付けた「フラッグ」を取ることでタックルした事と同じ扱いにする事で、子供でも気軽にアメフトに近い競技ができます。
さまざまな大学、社会人クラブチームなどがボランティアで教室を開いたりしています。
このフラッグフットボールからアメフトを目指す選手が増えてきています。
これまで様々なチームや個人で盛り上げてきた事が日大の対応によって大きく後退してしまいます。

今後の日本のアメフトのために、日大は正直に対応してもらいたいと思います。