シーガルズVS富士通

昨日は社会人アメフトのオービックシーガルズVS富士通フロンティアーズの試合が行われました。
見に行くつもりだったんですが、別件で横浜に行く事になり残念ながら見に行けませんでした。
ってことで、またツイッターで観戦。


結果は6対21でシーガルズが勝利しました。


富士通は昨年主力だったQBコービー・キャメロン選手とRBジーノ・ゴードン選手が引退しました。
その後外人選手は加入していません。
オフェンスの戦力ダウンを補うため、DBだったトラショーン・ニクソン選手をRBにコンバートしました。

一方、シーガルズはオフェンスにQBスカイラー・ハワード選手とTEホールデン・ハフ選手が加入し大きく戦力アップしました。
さらに、外国人登録ではありませんが、DBブロンソン・ビーティー選手が加入しました。

昨年までの力関係だと、オフェンスが強い富士通に対し、オフェンスは弱いがディフェンスが強いシーガルズって感じでした。
その結果、ロースコアで富士通が勝利していました。

今年はその構図が崩れました。
オフェンスに強みがなくなった富士通に対し、弱かったオフェンスが強化されたシーガルズといった構図になったと思います。

結果、シーガルズは富士通のオフェンスをFG二本に抑え、タッチダウンは許しませんでした。
シーガルズオフェンスは富士通から3本のTDを奪いました。
後半はＱＢを菅原選手に変えましたが、交代直後にインターセプトされるなどあまりいい結果は出せませんでした。

生で観戦したわけではないので、スタッツからしかわかりませんが、数値的には僅差のように見えます。


取得ヤード数に大きな差はありません。
勝敗を分けたのはレッドゾーンに入ってからの攻防だったようです。
富士通は3回レッドゾーンに攻め込んでいます。
この3回のオフェンスで攻めきれず、FGに終わています。
しかも成功率は2/3です。
一方シーガルズは深く攻め込んだシリーズでしっかりTDを取っています。
この差がそのまま結果となりました。

まだ春のパールボウルなので、野球で言うところのオープン戦みたいなもんです。
これから秋の本線に向けて富士通はなにかしら動いてくるはずです。
元某チームのQBが加入するなんて噂もありましたから、秋には富士通にも外国人QBが加入する可能性があると思っています。
ただ、国内アメフトは試合数がとても少ないです。
このパールボウルでは富士通は二試合しか出来ませんでした。
パールボウルでしっかり勝って、強豪と試合を重ねることで練習では見ることができない物が見えてくるはずです。
その意味で、シーガルズが富士通に勝ち、次の準決勝に進んだことは秋の本シーズンに向けてとてもいい傾向だと思っています。

シーガルズは準決勝進出となりリクシルと対戦する事になります。
今年のリクシルは中堅の三菱に3Qまでリードを許すなど、かなり苦戦しているようです。
油断はできませんが、シーガルズが優勢だと思います。
今回は観戦に行けませんでしたが、準決勝は見に行きたいと思います。